多くのシーンで活用される銅線!魅力的な特徴や利用方法を詳しく解説
高い水準を誇る熱伝導性
銅は高い熱伝導性があり、金属のなかでもトップレベル。その特性を生かし、調理器具や家電など日常のさまざまなシーンで活用されています。銅は温度が高い方から低いほうへと移る性質を持ち、この特性と高い熱伝導性を応用して熱を逃がし、冷やすことも可能です。
エアコンやヒートシンクが行う冷却は、銅の特性を利用することで実現させています。銅は熱を伝えるだけでなく、逆に冷やすことにも活用できるなど、非常に便利な金属として活躍しています。
アレンジが簡単な加工性
銅は金属のなかでも柔らかい材質で、伸ばしたり曲げるなどの加工性が非常に優れています。切削や圧延による加工が容易で、さまざまな工芸品などにも使用され、太古の昔から利用されていることが記録されていることをご存じでしょうか。
銅管や銅鍋などにも使用され、加工性に優れてアレンジが簡単なことからも建築や工事現場などでも使われます。また、メッキやはんだ付けなどが簡単な金属のため、用いられるシチュエーションが多様です。
銀線につぐ優れた導電率
銅線は導電率が銀線に次いで優れている素材です。導電率なら銀線のほうが上ですが、銀は装飾品などに用いられる貴金属としての価値が高いので、用途が限られています。銀にくらべて銅は安価のため、コスパの高さから電線やケーブルなどに用いられることが多いです。
電気信号の伝送効率が非常に高いため、電話線やイヤホン、マイクなど家電からインフラまで用途が広いのが特徴。強度もあるため銅線は日常生活のさまざまな場所で活躍するなくてはならない金属と言えるでしょう。